さて、概論について紹介したところで、
実際の投資の場面ではどのように活かしていけばよいのか紹介していきましょう。
トレンドラインを使って投資判断をする時には、まず2本の線を引くことが多いです。
一定時間内の値動きをまとめて“―■―”のようにチャート上で表示されているものを
「ローソク足」というのですが、
このローソク足の“■”あるいは“□”がすべて含まれるように、
一定のトレンドを形成しているように見える個所を、
2つの安値/高値をつなぐように線を引いて蓋をする/底を敷いてやります。
この時に引いた2つのラインがそれぞれ相場の動きを支え(サポート)したり、
あるいは逆にそれ以上進まないように遮ったり(レジスタンス)する目処として機能します。
相場の動きは、トレンドをつかむために引いてやったラインの中で上下する状況が
しばらく続くものです。
ですから、ラインの近くに来たのを確認して売り買いして、取引を開始してやります。
(専門用語になりますが、
売りか買いで取引している状況になることを「ポジションを持つ」と言います)
この時、ラインの近くで売り買いすると、思惑とは違ってトレンドが変わってしまい、
損を出してしまうことがあります。
きっちりとライン近くで反転することを確認した上でポジションをとるようにした方が良いでしょう。
この後は上昇/下降トレンドに従って、ある程度利益が出てからポジションを閉じるのも手ですし、
あるいは相場が停滞している時などは、
安値付近で買った後に高値付近に近づいたらすぐに売るなど、
スイングトレードと呼ばれている手法を採るというのもひとつの手です。
トレンドラインに限った話ではないのですが、
テクニカル投資ではとにかく思惑を裏切る動きを見せたら、
一度ポジションを閉じるようにしましょう。
例えば5%の損を出す取引を4回繰り返したとしても、
20%の利益を出せる取引を1回できれば
だいたい元本近くの資金まで取り戻すことができます。
良く言われることですが、初心者に多いのは10回取引して9勝していても、
大きく1度負けてしまい、すべての利益を吐き出してしまうといったケースです。
まずは大きく負けないようにするためには
トレンドラインなどのテクニカル分析から見えたサインには素直に、できるだけ早く従うこと。
それだけは忘れないように運用するようにしてください。
また、トレンドラインが上手く引けない時など、
相場が不透明なときも投資を休むようにした方が良いでしょう。