まずはスワップ派と呼ばれる投資スタイルについて説明しておきましょう。
2009年12月末時点のデータでは、
日本の政策金利は、長らくほぼゼロ(0.1%)となっていますが、
米国ではこれが0.25%、ユーロでは1.0%という設定になっています。
これに対して高金利で知られるオーストラリアでは3.75%、
南アフリカでは7.0%という設定になっています。
日本で銀行にお金を預けても利子はほとんど付きませんが、
オーストラリアでは4%弱程度の利子が見込めるわけです。
実際に円を外貨に変えて銀行に預けた場合に見込めるその利子を、
FXでもトレーダーに還元しよう、
あるいは逆に負担してもらおうということで用意されたシステムが
スワップと呼ばれるものなのです。
FXでは買いからでも売りからでもトレードを開始できるというメリットがありますが、
多くの人にとっては、まず自分に馴染みのある母国の通貨で外貨を買う、
というアクションから入るひとが多いのではないでしょうか。
スワップは為替取引に伴なう金利差をトレーダーに還元・負担してもらおうというもの。
低金利な通貨で高金利の通貨を買うと金利の分、得をすることになるわけですが、
逆に高金利な通貨で低金利の通貨を買ってしまうと
金利分の損をすることになってしまいます。
先に書いた通り、日本は超低金利の国として世界的にも知られています。
ですから、日本円で外貨を買えば、ほぼ間違いなくスワップ分の得が見込めるわけです。
せっかくのチャンスですから、
日本人なら得をしやすいスワップのシステムを十分に活用した方が良いでしょう。
株式投資などをする場合には、株主配当でプラスアルファの収入が入るケースもありますが、
基本的には株式が上がったか下がったかで投資の成果が現れます。
FXでも同様なわけですが、スワップを上手く利用してやれば、
金利分のプラスが追加で見込まれます。
ですから、多少の負けを出しても実は利益を出せていたり、
想像以上の利益を上げることにもつながるわけです。
一方、逆方向でトレードして、高金利な通貨で低金利の通貨を買ったときには
スワップ分を負担しなくてはなりません。
そうした点については、トレード時に踏まえて通貨ペアを選ばないと
今度は逆に思わぬ損失を出してしまうリスクもありますので、
十分に気をつけて投資する通貨を選ぶようにしましょう。